2012年7月24日

農林水産省生産局

畜産振興課 

                        テラマイシンの耐性菌他 

 前略

いつもお世話になっております。愛媛に着いて、知人から日本養蜂はちみつ協会の新聞を見せられました。
 テラマイシンのことがありましたので、お手元にあることは存じていますが、添付@2012年4月25日発行を同封いたします。
 追加試験で半年後には認可を申請の予定とあります。ミツバチ不足の対策の一部として、蜜源対策などと一緒に対応されていることはお聞きしています。この新聞記事にはテラマイシン認可には何の問題も障害もないように書かれています。

古くから予防的に使われているテラマイシンに由来する耐性菌のことは2005年ごろに玉川大教授などが発信元でずいぶん話題になったのですが、今回のミツバチ不足対策の中で、国内外の蜂蜜の品質や動物衛生の見地からの論議がされたようには思えません。消費者の安全と安心が軽視されており、守られているようには思えません。行政側からの長年振興しながら保護されていながら、衰退した養蜂に関わり続けた日本養蜂はちみつ協会などに対する対応が必要と思われます。
 改正養蜂振興法に絡み、予算と代議士が付き、協会が予防的にテラマイシンを販売斡旋するような利権が絡むと何でもやって良い、何でもできるのでしょうか。予算獲得して代議士と懇ろのようになり、抗生物質やダニ剤を売るために協会には天下り役人がいるとも見えます。

別件、改正養蜂振興法に使われた用語(参考.A)の蜜ろう(蜜蝋)について、玉川大学の学生による造語「蜂ロウ」が実際に公的な文章に出てきました。今後注意を払って訂正をお願いします。昭和60年に玉川大学の学生から「英訳したものが正しく、日本語の蜜蝋(蜜ろう)は間違っている。」と、実際に私に向かって言われています。世の中のすべてが英語訳で説明はできません。

養蜂に関して、英語が最も優れてるとも思えません。言葉は変わるものですが、変えてはいけません。

いつもの学者玉川流の横暴のように感じています。公的なものでは 養蜂マニュアルで最初に見つけました。

http://www.tamagawa.ac.jp/hsrc/contents/pages/beebook/youhouka.pdf#search='養蜂マニュアル'

養蜂マニュアル  57ページ 4行目 中央

確認されていませんが、国に関係なく養蜂関係の輸入品全般に注意し、水際で防除する必要があります。 もし輸入した蜂、蜂ロウ、養蜂資材の中に、見慣れない黒色で豆状の米粒大の昆虫や濃いクリーム色から薄だいだい色をしたウジ形の幼虫を見かけた場合に   以下省略

以前からお願いしているミツバチ不足の経緯訂正の件、動物衛生課のxx氏と何回か訂正した文章をxx様が2度加筆されて、先日また私は元に戻すようにお伝えしました。なぜ同じ作業を繰り返すのですか。

特に「豪州と日本の間で締結されていた家畜衛生条件に不一致が生じたことから、豪州は日本へのみつばち輸出を自主的に停止。」の項には2度も加筆がありました。

ミツバチ不足の経緯訂正の下書き

平成19年 春  豪州からのみつばちで、日本での輸入検疫中にノゼマ病が摘発。
夏  猛暑等に起因すると思われるみつばちの増殖不良やダニ・薬等の被害が発生。
秋 豪州と日本の間で締結されていた家畜衛生条件に不一致が生じたことから、豪州は日本へのみつばち輸出を自主的に停止。

平成20

3月 豪州からのみつばち輸出について再度合意。その後、豪州から輸入されたみつばちにノゼマ原虫が確認されたため、豪州は日本へのみつばち輸出を停止。

動物衛生課 XX氏の在任中になぜ、用意ができていた文面を確認作業の手配をしなかったのですか。養蜂振興法改正のきっかけとなったミツバチ不足の経緯に間違いがあることを認めると養蜂関係予算の理由説明などができなくなるとの配慮ですか。ノゼマ病と輸入女王蜂を絡め、ミツバチ不足原因は輸入女王蜂とまで言い換えて、養蜂不振の根本原因を覆い隠し、テラマイシン耐性菌の論議も避けています。

養蜂協会の改正養蜂振興法などの作業に不具合が生じぬように、故意に時間を引き延ばして、遅らせているのですか。以前の経緯に訂正を入れられないのは、隠さなければならないことがあるからですか。ミツバチ不足や養蜂不振などの諸問題を改善しようと始めたはずの結果は、法律改正とテラマイシンの許可申請だけのようです。

畜産振興課に問い合わせなどをして当方も待つ必要もなくなりました。養蜂協会のありさまを笑えるような2000年からの国内外の資料がたくさんあります。すでに数年にもやり取りが続いて畜産振興課当事者の転任と後任転任予想もあり、問題の本質を見失うことのないように本文や過去の文面を公開することがありますので、ご了承ください。

もし、ミツバチ不足の経緯訂正の予定がありましたら、ご連絡ください。

草々

                                                              越智 孝


写し、愛媛県関係者、養蜂家など

    有限会社 ビーライン

参考 .A

Sent: Wednesday, May 23, 2012 10:55 AM

Subject: 改正中の振興法の用語みつろう(蜜蝋)

XX様
 
改正中の養蜂振興法の用語について、現行の養蜂振興法はみつろう(蜜蝋)が使用されていました。最近の一部の業界の文書や文献に昭和60年頃、研究者の造語によって、はちろう(蜂ろう、蜂蝋)が使用されています。昭和60年の春から夏に、玉川大学の学生が英文の文献を翻訳した際、BEESWAXは直訳すれば、蜂蝋となると言ったことが始まりです。この学生は日本語の蜜蝋という言葉はおかしい、間違っていると言っていたのを聞いています。日本語のみつろう(蜜蝋)は蜂蜜を採るとき、搾るときに得られる蝋で、古来からみつろう(蜜蝋)と呼ばれています。

 お手数ですが、改正中の振興法の用語はみつろう(蜜蝋)か、はちろう(蜂ろう、蜂蝋)か、どれが使われているのか確認をお願いします。
 
越智

有限会社 ビーライン